足のトラブルについて
足の悩みは、本人しかわからない。
そんなお一人おひとりの悩みを解消していきたい。
外反母趾/内反小趾/小指寝指
外反母趾とは母趾(親指)の付け根が小趾(小指)側に曲がり変形した状態で、ハイヒールや先の細い靴を履くことによって母趾が圧迫され変形します。
先の細い靴によりつま先が圧迫される際、小趾も同時に内側に曲がって変形することが多く、これを内反小趾といいます。
また、内反小趾などの変形と併発して、横向きに足指が倒れている状態の寝指という症状も見られます。
外反母趾/内反小趾/小指寝指の対策
ヒールが低く、母趾が圧迫されない履物を履くことと、インソールやパッドによるアーチのサポートを行うことが必要となります。
かがみ指(ハンマートゥ)
かがみ指(ハンマートゥ)とは、趾(あしゆび)がちょうど金槌の形のように変形することからこのように呼ばれています。 写真のように趾をギュッと縮めた状態を指します。
かがみ指(ハンマートゥ)の原因多くが、足に合ってない靴を履くことによる変形です。小さく足先が窮屈な靴を履いている状態、もしくは、靴が大きすぎてブカブカで足を固定できていないときにも起こります。
趾が伸ばせない、自由に指が動かせない、そんな状態が続いていると、趾が写真のように変形してしまいます。
かがみ指(ハンマートゥ)の対策
・足の計測で、ご自身の足のサイズ、形を把握し、しっかりと足に合った靴を履くことが第一です。
・変形が進み、関節が硬化し、靴にぶつかってしまう場合などは、部分的に靴を伸ばすことで、対応することもあります。
・足底にできるタコやウオノメ、開張足などはインソールの調整で状態を改善します。
偏平足(へんぺいそく)
扁平足(へんぺいそく)とは、土踏まずが無い足のことをいいます。
扁平足であっても直ちに歩行に支障が出るわけではありませんが、扁平足は、扁平足でない足と比べると、路面からの衝撃の吸収や緩和が難しくなり、足全体の負担が大きくなってしまいます。そのため扁平足になると長時間の歩行が難しくなったり脚が疲れやすくなり、土踏まずの辺りが痛くなります。
偏平足/足裏の対策
・ヒールの高さは3cm程度が最適。
・縦アーチがサポートされているインソールで、低下したアーチを支えます。
巻き爪
巻き爪(まきづめ)とは、爪甲(そうこう:爪のピンク色をしている部分)の先端が写真のように、内側に巻いたように変形した状態を言います。
爪の彎曲が大きいと歩行時や運動時に物理的圧迫による疼痛を引き起こすことがあります。
巻き爪の原因には、物理的な外力(幅の狭い靴やハイヒールによる足趾への圧力、加齢や下肢麻痺に伴う歩行荷重の減少に伴う爪の支持組織の萎縮)、爪の切り方(深爪)、足の形(外反母趾)などが挙げられます。
巻き爪の対策
・足に合ったインソールで土踏まずのアーチサーサポートを矯正します。
・足の形や、特徴に合った靴選びをします。
・症状が酷い場合には、病院でワイヤーを使った矯正や手術などを行う場合もあります。
浮指(うきゆび)
浮指(うきゆび)は、文字通り足の指(主に親指や小指)が浮き上がった状態、言い換えると、指が地面や床にきちんと接触していない状態を言います。
人間の足は普段、足の指まで使って踏ん張ることで姿勢を保っています浮指になると、その足の指に力を入れて地面を踏ん張れなくなり、バランスよく立つことが難しくなり、転倒の原因になったりします。
また、バランス良く支えられなかった姿勢を安定させるため、体に不必要な力をかけ続けることとなり、慢性的な肩こりや腰痛の原因になる場合もあります。
浮指の対策
・足に合ったインソールで、足の指が靴の中で浮かないように調整します。
・足の形や、特徴に合った靴選びをします。
・指の体操(タオルギャザー)なども効果的です。
そんなお悩みから解消される靴を選びたいですね。